日光一泊二日、東照宮を参る旅ってことで、徒歩圏内の日光金谷ホテルに宿泊しました!
これがうわさに聞く金谷ホテルか…って感じで素敵なところがいろいろあったので紹介していきます。お部屋の設備やアメニティ情報も。
日光金谷ホテルのアクセス 荷物を預かってもらえるよ
東武日光駅から金谷ホテルヘはいちおう送迎があるんですが、本数が少ないです。なのでふつうの路線バスを利用しました。
10分前後バスに乗り、⑦神橋(しんきょう)というバス停で下車します。「世界遺産巡り」というコースのバスが多いですが、これに乗ってOK。
そうすると「金谷ホテルベーカリー」というパン屋さんの目の前に着きます。その横にちよっと急な坂があるので、それを登りきると金谷ホテルがあります。
高級ホテルらしくチェックインの時間前についたら、荷物を預かって部屋に入れておいてもらえます。東照宮も徒歩圏内なので、荷物を預けて観光してきました。
金谷ホテルの別館に宿泊!お部屋がレトロで素敵です
金谷ホテルは本館、別館、新館と建物があります。今回は別館での宿泊。
せっかくだったら歴史が長い本館がよかったなーと思ったけど、別館でもなんと80年以上の歴史があるらしい…!こりゃ失敬!!ちなみに本館は90年以上前からあるんだってさ!
お部屋は3階のデラックスルームというところ。小さめのベッドが2台と、旅館にあるような小さなソファとテーブルがあります。ベッドなんかまさに、体が小さかった昔の人サイズって感じで歴史を感じる。
お風呂はタイル張りのユニットバス。ここがまたレトロな味があっていい!ずっと前にフランスで泊まったホテルを思い出しました。
広くて新しくてピカピカで!っていうのとはベクトルが違う、古いものを丁寧に使うっていう高級感。古いはずなのに清潔で、すごく居心地が良いお部屋です。
部屋の設備について。冷蔵庫やテレビ、エアコンはもちろんあり。それと寒い地域らしくスチームヒーターなるものが設置されています。(上のお風呂の写真に写ってる銀色のもの)
よく海外にあるオイルヒーターみたいなやつで、気温が下がると全館でスイッチが入ってこれが熱くなるしくみ…なんだが、これがちょっと難しい。
知らないうちにすんごく熱くなってて部屋は暑いわ乾燥するわ!と思って温度を下げるんだけど、さがるまでに1-2時間かかるんです。。暖かいのはいいとして、部屋が乾燥するのがけっこうきつい。
加湿器じゃ追いつかないのでバスタブにお湯を張り、ヒーターの上に濡れタオルをかけ、マスクをして寝ました。昔の人って大変だな。。
アメニティ類の話。なかなか充実していて、シャンプーリンス、ボディソープはもちろんあり。そのほかスキンケア系もあります。(化粧水、乳液、クレンジング、洗顔料)
盲点だったのは、ボディクリームがなかった!けっこう乾燥するので持って行ったほうがいいかも。ハブラシ、ヘアブラシ、かみそりもあり。体を洗うスポンジやシャワーキャップはなかったです。
飲み物類はペットボトルのお水とティーバッグの緑茶、ほうじ茶が無料です。ちなみに冷蔵庫はからっぽで、飲み物は本館1Fの自動販売機で調達できます。(コンビニの50円増しぐらい)
無料で金谷ホテルガイドツアー!参加して損はなし!
夕方5時からホテルの歴史などをめぐるガイドツアーが無料で行われています。観光から帰って、夜ご飯まで時間を持て余すころなのでちょうどいい。
古い建物やホテルが好きな人にはもちろん、あんまり興味がない人でも「へぇ~なるほど!」つて思う情報が満載だと思います!
↑和洋折衷とはこのことだね。
建物の歴史から金谷ホテルに泊まった著名人の話まで。小一時間かかるのですが、旅の疲れが出ていなければぜひぜひ参加をお勧め。ツアーは不定休みたいなので、フロントで確認してみてください。
金谷ホテルといえばグルメ!フレンチ!カレー!チーズケーキ!!
わすれちゃいけない金谷ホテルグルメ。
金谷ホテルダイニングレストランのフレンチ
まずは夕食のフレンチがおいしかった~!!
ちなみにわたしは夕食込みのパックツアーで申し込んだんですが、パック用のコースだと思われます。レギュラーメニューのコースを注文すると優に1万円超える様子…!!
なのでもしお目当てのメニューがある場合は、それが入ってるか予約するときに確認したほうがいいかもです。
パック用コースとはいえ、前菜からデザートまでとってもおいしかった…。あっさりめのフレンチですいすい食べちゃった。
売り切れ必至!チーズケーキが絶品
次に、おいしすぎたチーズケーキ!これ、ドハマりして1日2回食べました。
底の部分がシナモン味で台が作られていて、その上に濃厚だけど酸味のあるチーズケーキの層その上にはサワークリームの層といろんな味が重なり合ってるんです。
味の変化が絶妙すぎて、延々フォークが止まらないの!甘いものとしょっぱいものを交互に食べてるような感覚に近いかも…。
ベーカリーやカフェテラス、ダイニングでいただけます。
売店でホールケーキも売ってるらしくて、でもすぐ売り切れちゃうから予約したほうがいいって買いそびれたお客さんが言われてました。これはほんとに美味しくておすすめです。
金谷ホテルのカレーを使用したカレーパイ
金谷ホテルの代表グルメといえばカレー。クラシックホテルのカレーってほーんとおいしいですよねぇ*
だがしかし、2日目のお昼に食べようと思ったら…たまたま休館日で食べれなかった…。
その代わりってわけじゃないけど、ベーカリーでカレーパイを食べておきました!こちらすごくフルーティーで甘いカレーがたっぷりで、コクが濃厚でおいしいです!ザ・欧風!!なお味。
結構甘口なので辛いのが苦手な人でも食べられるかと。逆にカレーは辛くないと!って人には合わないかも??
これまたやっぱり人気商品のようで、ホテル、駅のベーカリーなどあわせて初日の夕方しかお目にかかることがありませんでした。見つけたら即買いで!!
日光金谷ホテル宿泊のデメリットとは
ホテルのサービスもよくご飯も美味しくて、東照宮も歩いて行けるほど近い日光金谷ホテル…。ほんとにいろいろ素敵ポイントが多いんだけど、あえて残念ポイントというかこのホテルを選ぶデメリットも挙げてみます。
日光金谷ホテルには温泉がない!!
最大のネックはここかもしれない。温泉街の日光にあるにも関わらず、温泉がないんです…! !
こればちょっと寂しいといえば寂しいよね。温泉が出ていないばかりじゃなくて、いわゆる大浴場もないです。「家族風呂」つていう2人ぐらいで一緒に入れるお風呂はあった。
ちなみに中禅寺湖にある中禅寺金谷ホテルには、大きな温泉がありますよ。
エレベーターがないので階段移動
建物が古いということで、エレベーターもないんです。なのでいいお部屋がある高層階(っていっても3階とか)に泊まるほうが、階段をのぼる労力が必要という。
でもね、ガイドツアーに参加した時、いまの上皇様は4回もこのホテルを訪れて3階のお部屋に泊まられたって聞きまして。時の天皇陛下だって上ったんだから自分も上れよ、と強く思った次第。。
とにかく年季入りまくり
これはね、しょうがないよっていうか、むしろそれがこのホテルのウリですよ。
なので前述したけど、新しくてきれいなものに価値を見出すタイプの人にとっては「なんじゃここは?!」ってなると思います。
いままで改装もしようと思えばできただろうしエレベーターを付けようと思えばできたと思うけど、あえてやらずに昔のままを手間暇かけて残すことがこのホテルの価値。なかなかこんな昔のままの建物に泊まることってできないからね。
いろいろと長いこと書いてみましたが、日光金谷ホテルの素敵さがちょっとでも伝わりましたでしょうか。。
たしかに不便なこともある。だけどのんびりした時間と親切な従業員の方々のサービスを満喫しながら過ごせる、とっても気持ちのいい場所でした。
日光東照宮に行った話はこちら